- Q赤ちゃんになる胚を凍結保存しても大丈夫なのですか。
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当クリニックではガラス化急速凍結法による凍結を行っております。 凍結保存する配偶子・胚は通常液体窒素(-196度)の中で保存されます。凍結保存された胚は,良好な保存環境下では,理論的にはほぼ半永久的に保存することが可能であると考えられています。日本産科婦人科学会の「ヒト胚および卵の凍結保存と移植に関する見解」(昭和63年4月(平成26年6月に改定))より
- Q1回の手続きで保存期間はどのくらいですか。
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保存期間は1年間です。延長も可能です。延長をする場合は、翌年の凍結月日前日までにお手続きをお願いいたします。
- Qいつまで凍結保存を更新・継続できますか。
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卵子を採取した女性の年齢が50歳を超えた方は、凍結の更新はできません。
日本産科婦人科学会の「ヒト胚および卵の凍結保存と移植に関する見解」(昭和63年4月(平成26年6月に改定))で、「胚の凍結保存期間は、被実施者が夫婦として継続している期間であってかつ卵子を採取した女性の生殖年齢を超えないこととする。」とされています。当クリニックではこの会告に従い、ご夫婦が夫婦として継続をしなくなった場合(配偶者が死亡した場合も含みます。)、生殖可能年齢を超えた場合には、凍結配偶子・胚を廃棄することとしています。
- Q凍結保存をしている胚の保存期間を延長しない場合、その胚はどうなりますか。
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廃棄となります。治療開始時にお渡しした「治療についての説明書Ⅰ〜Ⅴ及び治療に関する同意書 正・副」にあるとおり更新されない凍結胚は廃棄いたします。
赤ちゃんになる可能性のある胚です。更新の有無について期限満了前にクリニック受付までご連絡いただけますようお願いいたします。
廃棄願はクリニックホームページからダウンロードできます。
尚、更新の手続きがなく、又ご連絡がない場合も一定期間を過ぎた胚は、同意書にあります通り廃棄をいたします。
- Q凍結保存期間が終了するころ事前に案内をもらえますか。
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2019年5月から凍結保存をした段階で「凍結胚案内」をお渡ししています。
凍結保存中はこの案内を保管いただき更新日についてご確認をお願いいたします。
はがきでのご案内は、2020年4月末の凍結期限の方をもって終了させていただきました。
2019年5月以降、2020年4月末凍結期限の方へは、順次「凍結胚案内」の配布と共にこれまでのはがき案内と切り替えていく内容のお知らせをさせていただいております。ご確認お願いいたします。